家の中で、人問の生活によって発生した水蒸気は、すみやかに戸外に排出される必要があります。ところが、個室に区切られて壁が多く、窓も小さい現在の住宅は、通風が悪く、一度水蒸気を家の中にためてしまうと、窓開けをしてもなかなか外に出しにくいのです。その点、昔の住まいは風通しのよさに加えて、室内は畳や障子、ふすま、しっくい壁などの自然の素材で造られ、柱や梁などの術造材も内装材で覆われることなく、室内に露出していました。こうした自然の素材や、構造用の木材は湿気の調整にも役立っていたのです。つまり、空気中の水蒸気が多いときは、それを吸収し、湿度が低くなると、空気中に水蒸気を放出するのです。こうした水蒸気量の調整役を果たしてくれるものが少なくなった現在の家では、室内で発生した水蒸気は、ますます空気中にたまりやすくなっています。家の中で水蒸気をなるべく発生させないようにし、発生した水蒸気をすみやかに外に出すような家造りをしていた祖先の知恵は、すっかり見失われてしまったのです。その結果、何か起こったかというと、「結露」という大問題です。通風が悪くなったことにより、いっぽうでダニやカビの繁殖や、有毒化学物質による室内空気の汚染という問題を引き起こし、もういっぽうで、結露によって家の寿命を縮めるという事態を招いてしまったわけです。現在の家は、(1)水蒸気が室内で大量発生し、(2)密閉度が高く、通風によって換気が期待できなくなった結果、(3)家の中で断熱の弱いところや穴の開いた(気密の弱い)ところに集中的に結露するという仕掛けになっています。そのため、カビや腐朽菌が発生、繁殖する不健康な家になっているのです。
[注目サイト]
千川の賃貸・部屋探し情報一覧|賃貸マンション・賃貸アパートはSUUMO(スーモ)賃貸
仙台市太白区の賃貸・部屋探し情報一覧|賃貸マンション・賃貸アパートはSUUMO(スーモ)賃貸
赤磐市の中古一戸建て一覧|SUUMO(スーモ)中古一戸建て
石川県の新築マンション一覧|SUUMO(スーモ)新築マンション
静岡市葵区の中古一戸建て一覧|SUUMO(スーモ)中古一戸建て